Hiro’s blog

ドイツ留学中の経験や体験をそのまま文にします。

英語が苦手な日本人と得意なドイツ人。なぜ?

ドイツで英語を話せない人に出会った事がない。

 

そう言い切れるほど、ドイツ人は英語が話せます。

 

その度に「なんで?」と考えてしまい、この素朴な疑問を1人で解決しようとしている自分がいます。

 

しかし、普段の生活やサッカーを通してその答えが見えて来ました。

 

ドイツは多国籍社会です。

僕が住んでいる小さな田舎町でも、ドイツ語ネイティブレベルではない外国人は多く見られます。

リーグの上下に限らず、1チーム1人は必ずと言っていいほど外国人選手が在籍しています。

 

日本ではこのような光景は少ないです。

 

それに、その外国人は言語だけでなく、土地勘やドイツ文化も “ネイティブ“ ではありません。

ですから、その人達は世界共通語である、英語でドイツ人に話しかける訳です。

 

日本だと、、、

外国人観光客に道を尋ねられたら、英語が話せない人は拒否する

という光景を多く目にします。

 

しかしドイツ人は、外国人と接する場面を若い頃から経験している訳です。

学校で習った英語を実践する場が目の前にあるのです。

ですから、このような場面でも全員が英語で対応できます。

 

ここで1つ疑問なのが、全員の英語がネイティブレベルなのか?

です。

 

友達に尋ねてみると、もちろん全員の英語がネイティブレベルではないとのこと。

 

当たり前です。母国語がドイツ語なので。

 

では、英語が苦手な人はどうしているんだろう?と思い、英語が苦手な友達に尋ねてみると、、、

「とにかく自分の英語力で精一杯伝えるんだよ」

と言われました。

 

たしかに、日本だと「海外かぶれ」などと言われてしまいがちな発音やジェスチャーも交えてドイツ人は

 

「伝えよう」

 

とするのです。

 

つまり、ドイツ人は英語で

     ”伝えようとする“

という事を全員が出来るのです。

それを僕は、

     ”話せる“

と勘違いしていました。

 

「ドイツ人はなぜ英語が得意なのか」という疑問の答えは、

外国人がたくさんいる多国籍社会で、

“英語を使う実践の場面が多くあるから”

ではなく、

”伝えよう“

とするドイツ人の勇気と優しさがあるからです。